魚津市長より第9回富山国際現代美術展「2022 ART/X/TOYAMA」の開催によせて

On the occasion of the 9th Toyama International Contemporary Art Exhibit,“2022 ART/X/TOYAMA”

魚津市長
村椿 晃

魚津市長 村椿 晃

 このたび、新型コロナウイルス感染拡大により様々なイベントが中止となったこの数年をなんとか乗り越え、ここに「2022ART/X/TOYAMA」として開催されますことは誠に喜びに耐えません。

 本展は、多様化した現代美術の中で、富山県という地方都市に制作の場をもつ作家たちが国内外の作家へ呼びかけて、4年に1回開催される国際色豊かでエネルギーあふれる現代美術展です。

魚津市におきましては、2002年に魚津市制施行50周年記念事業として初めて開催されて以来6回目の開催となります。同時に本年は市制施行70周年を迎え、現代美術を市民にとって身近な存在にした本展を、今年も魚津で開催できることは意義深いことだと感じております。

 今回は10カ国の海外作家が参加し、独創性あふれる作品が展示されております。社会はグローバル化しておりますが、情熱と多様な方向性をもつこの美術展を機に、魚津から世界へ美術のエネルギーが発信していくことを期待しております。

 会期中は、シンポジウムやアートセッション、子どものためのワークショップが開催されるということで、作品の鑑賞だけでなく幅広い交流を通じ、地域文化の発展や国際文化交流の場となると確信しております。

 おわりに、開催に尽力されました実行委員会をはじめ関係各位に深く敬意を表しますとともに本展のご盛況を心より祈念申し上げまして、ご挨拶といたします。